自分の内側をのぞいてみたことありますか?
わたしは十代の頃から自分大嫌い人間だったので、自分の中のいろんな部分を見ようともせずに(見たくなかったので・・)、半ば無視してず〜っと過ごしてきました。
それが、実は生きづらさの一部でもあったことが後々よくわかりました。
それはそれで経験という学びだったわけですが、たとえ無視していても、場面を変えて、気づかされるような状況がやってきていました。
これと似たような経験をしたことはありませんか?
辛い嫌な状況は、実は自分の深いところからのサインだったりします。
ですから、たとえ無視していても強制的に気づくことを促されるようになります。
無視し続けて一生終わったら・・・
それは楽しくないことの瞬間がずっと続くということ・・・
そして、自分の内側が整っていないと、精神的にも肉体的にも自分へのダメージがとっても大きいのです。
これは本当にもったいないことです。
自分の内側の存在に気づき、理解し、受け入れ、折り合いをつけていくと、あなたの人生はもっと生きやすく、そしてもっと豊かに花開くものとなっていきます。
今日は、自分の内側にいるいろんなサブパーソナリティを知って、どんなふうに向きあうとより良い方向に進んでいけるのか、より生きやすくなるのかを、サイコシンセシス(愛、魂、意志を取り戻した心理学)について書かれた書籍『好きな自分 嫌いな自分 本当の自分』自分の中に答えが見つかる方法(平松園枝著)をベースにお話ししていきますね。
サイコシンセシスは、イタリアの精神科医で心理学者のR.アサジオリが始めたもので、霊的側面を関連づけた心理学です。
私たちの否定的な側面、影の部分に光を当てて開放していきます。
この本は私が自分の内側を知る上でとても参考になった本の一つでもあります。
バシャールの話で、『自分の中のいろんな部分と交渉してうまく折り合いをつけていくことが大切』とは、まさにサイコシンセシスの内容でもありました。
この情報をご覧になっていることは偶然ではありません。
少し長い記事になりますので、わからないところは日を変えて、何度も読み返してくださいね。
そのたびに、腑に落ちてくる部分や感じ方が変わっていきます。
サブパーソナリティとは?
誰の中にもたくさんの小さな人格があります。
いろんな側面から、いろんな人格が出てくることを知っていますか?
例えば、職場でお仕事をしている時の役割の自分と、家で家族の一員として振る舞っている時の自分。
家の中では、父として、母として、娘として、息子として、嫁として、いろんな役割をしています。
これは意識せずに切り替わっています。
また、感情面でも悲しい時、落ち込んでいる時、全く別人のように振舞っています。
さらに、性格面でも常識家、しっかり者、正義感、いい人、さぼり屋、引き延ばしやさん、うっかりやさん、批判やさんなどなど、自動的、反射的に切り替わります。
自分ではほとんど意識していないことが多いのです。
自分が自分だと思っていることは、この中のどれかのパーソナリティを指していることが多いと言われています。また、相手を見るときにも、ある一面だけを見て、「あの人はこんな人」と判断している場合があります。
特徴
こんなことはありませんか?
✅ 自分の中にたくさんあるサブパーソナリティに実は振り回されて、自分の中に平安が無くなったり、本当にしたいことがわからなくなる。
✅ 落ち着いている時もあれば、ある一言に反応して怒りっぽくなったりして、後味悪くなり自分が嫌になる。そんな自分は多重人格ではないか?異常ではないか?と不安になる。
振り回される
例えば、完全主義サブちゃんが出てきて、「完全にやらねば!」とけしかけます。
↓
頑張ってはみるものの、いい加減サブちゃんや引き延ばしやサブちゃんが出てきて期待に添えないことになります。
↓
そこで、今度は批判屋サブちゃんが出てきて「こんなことではダメではないか!」と批判します。
↓
すると次に、落ち込みやサブちゃんが出てきて「私はダメだ」とすっかり落ち込みます。
こんなふうに、いろんなサブパーソナリティが出てきて自分を振り回してしまいます。
一つのサブパーソナリティが仕切る
一見、一貫した性格で矛盾があるとも意識しないで生きている人が、一つのサブに同一化しすぎて他の自分を忘れていることがあります。
例えば、模範生サブちゃんの場合、親や教師の期待に沿ってそつなく生きるが、その他の、のびのびした部分、冒険したい部分を押し殺しているので自由になれない。
その場合、何かの危機、例えば職を失う、大病をする、大事な人を失う、そんな場面で、気づくことがあります。
これまで、体や感覚がブロックされていて倒れるまで体のメッセージに気づかなかったりします。
一生懸命ではありますが、表情が硬く、何かに追われて頑張るタイプです。
危機が気づきの機会になるのです。
開放へのプロセス
ここまで書いてきたように、私たちの中にはたくさんのサブパーソナリティがあり多様な面があります。それが普通なのです。
それなのに、サブパーソナリティレベルで自分自身や他人を捉えているために、混乱してしまいやすいのですね。
いろいろなサブパーソナリティが誰の中にもあるという考え方を取り入れるだけでも、ちょっと楽になるのではないでしょうか。
■サブパーソナリティはこんなふうに捉えるといい!
◆ サブ=自分 ではない!
・サブを自分と同一視すると自己イメージを下げる。
・他人のことも一つのサブをその人の全てのように勘違いする。
↓
これでは人ともうまくいかず、幸せになりにくい。
人間関係でのうまくいかなさは、サブレベルでの葛藤と考えると柔軟な対応ができるかも。
◆ 嫌な自分を変えようとしない!
・排除しようとしてもサブには強力なエネルギーがあり、排除できない。
↓
・病気になったり、うつ状態になったり、心身トラブル、対人トラブルになる。
・変わりたいのに変われない自分を責めるサブも出てくる。
■ 解決するには?
サブパーソナリティのエネルギーを抑え込まず、喧嘩しているサブパーソナリティを仲良くさせるアプローチが必要です。
変えたい部分=自分 と捉えるのではなく
変えたい部分=サブパーソナリティとして捉えること。
サブパーソナリティとは、生きてきた過程で育まれたもの、周囲の人から認められるために身につけた行動パターンです。
実は、意味がある存在。
否定するのではなく、根本的なところから肯定的に解決する過程で、ブロックから開放されます。サブパーソナリティを通して本来の可能性に気づくことができるのです。
気づき
さて、自分の中には頑張り屋さんがいる、とかのんびり屋さんがいるとか、いろんなサブパーソナリティがあることを、もう気づいていらっしゃることと思います。
それを気づいてみているのは誰でしょうか?
次々に出てくるサブパーソナリティに淡々と気づいている別の自分がいることにお気づきですか?
それを本当の自分とか大いなる自分とかセルフとか言います。
ここでは、セルフとしておきましょう。
そのセルフを知識として知るだけでなく実感として捉えていくには、気づくことを心がけることが大切です。
・サブパーソナリティに気づいて離れることができます。
・評価したり、非難したりせず淡々と気づいて、それを事実として受け止めることができます。
・本物のセルフは、自分のあるがままに気づき尊重します。
・批判せず、受容的。
・体や感情や他のサブパーソナリティのことも、全て引き受け責任を持っています。
・他のサブパーソナリティにも気付いて、全部を調和させる方向で捉えることができます。
・セルフはハイヤーセルフを通して、霊的レベルで大いなる宇宙の源とつながることができます。
■ セルフを強化するには?
◆ もしイヤだとか、いけないとか思う自分がいるなら、まずその批判的なサブパーソナリティとセルフを分けることから始めましょう。
気づいては、離れてみる。
を繰り返し続け、気づき続ける自分を実感していきます。
これを意識してやっていると楽になり、自分や人に優しくなる。
日常が変わってくると言われています。
◆ 一人の静かな時間を持つ、一つ一つの動作を意識してみるなど日常できることもあります。
腹式呼吸、気功、ヨガ、武道、茶道や丹田を強化するもの、瞑想などもセルフを強めることになります。
自分でハイヤーセルフとの繋がりを感じられるようになると、宇宙や自然との繋がりをもっと感じられるようになってきます。
目に見えないけれど、ハートで感じることができるようになります。
それは圧倒的な至福感。絶対的な安心感。
その中で、ただここにいるという、それ以上でも以下でもない世界。
自分であって自分でない世界。
その愛を何度も感じれば感じるほど、「ああ、ホントの自分はここなんだ」という
既に識っている自分に出会うことができます。
日常生活の中で少しででいいから自分のための静寂な時間をとって、セルフを通してこの感覚を味わってみてくださいね。
■ サブちゃんに気づいてあげる!
サブパーソナリティが出てきたら、そのサブちゃんに名前をつけてあげるといいと思います。
わたしの場合は、「やらねば君」がいて「いい子ちゃん」が出てきて頑張ります。
「せっかち君」も出てきてお尻を叩くけれど、うまく進まなくて「へこたれちゃん」と「焦った君」がやってきます。
なんでできないんだと「批判屋君」が現れ、あげくに「どうせ私なんてちゃん」が出てきて、最後には「落ち込みさん」が出てくるパターンが常でしたよ(^^;)。
こんなふうに見てあげると、出てきたら、「あ、出てきたな、よしよし」とちょっと余裕を持ってみていくことができるようになります。
受容
自分のサブパーソナリティの中で、変えたい、イヤだと思うものは見つかりましたか?
この、イヤだと困ると思うサブパーソナリティをどう扱うかお話ししていきますね。
■ どんな時にも捉え方は変えられる!
受容とは、そのサブパーソナリティが自分の中にいると事実をあるがままに見て受け止める、
そして言い分を正しいとか誤っているとかの判断をせずに、ただその事実を尊重して受け入れると言う意味です。
たとえば、起こってしまった事実、この親のもとに生まれてきた事実は変えられません。
人のことを「あの人さえ〜ならば」とか「あの人はひどい、変わるべきだ」と勝手に思っても、難しいことです。
なぜそうなんだと解けない難題を考え起こっているうちに、大事な時間も流れていきます。
無力感を持ち、この無力感は免疫力も落としていくことが最近ではわかってきています。
ではどうすればいいのでしょうか?
事実を受容したら、事実の捉え方はいつでも自分で選ぶことができます。
状況を受け入れた時初めて
「自分のできることは何か」
「自分はどうしたいのか」という自分の意志を引き出すことができるのです。
ここで気をつけることは、この過程をじっくりやるということです。
頭で理解していても、感情がいつまでもくすぶっている時や、感情が溢れて受容できない時には、どっぷりとその感情を感じましょう。
泣く、叫ぶ、体を動かす、歌うなど、あえてその感情を感じ発散します。
ただ、セルフの準備ができていなかったり、あまりにも大きな感情で自分一人では抱えきれないような場合は、セラピーが必要になることもあります。
ここは十分に時間をかけて丁寧にやっていくところです。
ぜひ、じっくりとご自分のサブちゃんに向き合ってあげてくださいね。
■ それぞれの思いがあることを受け止める!
対人関係でも同じことが言えます。
意見の合わない人がいて、あの人は決めつけてくる、怒りをぶつけてくる、と思っても真っ向から反論するのではなく
一旦、「あなたはそう思われるのですね。」と
その人がそう思っている事実を受け止めます。
そうすると、相手も急に気持ちを開くということがあります。
わたしの場合、意見の合わない夫との会話で、「あなたはそう思うんですね」と思うようにしたら、落ち着いて客観的に見られるようになりました。
理解
サブちゃんの存在をあるがままに受容したら、次に理解してあげます。
サブちゃんにはサブちゃんの言い分があることを知っていますか?
実は、サブちゃんが泣くには泣く理由が、怒るには怒る理由があるのです。
頑張るには頑張る理由が、サボるにはサボる理由があるのです。
(もっと早く知りたかったな〜^^;)
一方、嫌だなと思う自分ももう一人のサブちゃんであり、嫌だと思う理由があります。
たとえば、小さい時、兄弟喧嘩をして「お兄ちゃんなのにダメね」と一方的に怒られてしまったらどうでしょう。
言い分があるのに、無視されたり抑えつけられたら不満が残りますよね。
わかってもらいたいのに、抑えつけられると不満が溜まったりモヤモヤが残ったり、エネルギーが封じ込められたような状態になります。
サブパーソナリティも同じです。
このサブパーソナリティを理解するのに必要な性格の成り立ちと下位無意識について、アメリカの心理学者マスローの基本的欲求のヒエラルキーの図をもとに説明していきますね。
私たちは育つ過程で、まず生き抜き、自分を守り、社会適応し、承認されるために、基本的欲求の承認欲求レベルまでが満たされるように無意識に工夫します。
その過程で性格やサブちゃんが形成されてくると捉えると、サブパーソナリティーも理解しやすくなるでしょう。
下のレベルの欲求が非常に侵されやすい幼少期を過ごした場合は、生存欲求や安全欲求が強いかもしれません。
そのような場合は、下のレベルの欲求が満たされることが大切であり、性格行動パターンも影響されたかもしれません。
たとえば、変化を好まない、冒険より安全安定している方を選ぶ、慎重になるなどが挙げられます。
安定していても子供は無力なので、精神的に親に見捨てられると言う不安があると、生存、安全欲求を満たすサブパーソナリティーが生まれてきます。
大人になってもそのままです。
たとえば、「〇〇ちゃんはこんなにできるのに、なぜできないんだ。それで悔しくないのか。」と言われて、自分がその結果を出せないと、だんだんと 自分に無価値感を持つようになります。
この場合、少しでもいい子でいることで安全でいられるのです。
また性格とほめられ方、叱られ方が性格形成に影響します。
「しっかりしていい子ね」 と言われれば、お兄さん、お姉さんは模範生でなくてはいけないと無意識に受け取り、信条として持つようになったりします。
日本人は「頑張れ」「もっと早く」「完全であれ」などのメッセージを受けて育つ人が多いと言われます。
突き動かされて優れた能力を伸ばす人もいますが、一方、そうでない自分はダメだと無意識的に思ったりします。
このように、皆、親の愛や周囲の承認、「自分はOK」という所属、承認欲求を求めていたのです。
認めてもらうためには、可愛がられるためには
「いい子でいなければ」
「きちんとしなくては」と
小さい時は、外に向けて外の人が欲求を満たしてくれるように工夫していたわけですね。
自分の内側が喜ぶかどうかということに基準を置くのではなく、無意識に自分の外側に基準を設けていたのです。
「人と同じように」
「人より偉くなれ」
「1番になれ」
などの言葉に駆り立てられると、人と比較して自分を確かめてしまいます。
小さいころのメッセージが残っていて、自分にも他人にも厳しくなりがちです。
こういう人が子育てをすると、「〜すべき」「〜はいけない」というメッセージをたくさん出してしまいがちです。
一方、自分でイヤだと思うサブちゃんに「さぼり屋さん」がいるとすれば、どこかで自分の頑張りをセーブしなければ体がダメになるということを知って、出てきたサブちゃんなのかもしれません。
このように、サブパーソナリティには生きていく上での欲求であり工夫であり、環境は自分の特性から独自の道を見つけたものと言えます。
生存、安全、所属、承認欲求などの基本的欲求を軸として信条や考え、行動パターンがひとまとまりとなっています。
反復されている行動パターンなのでかなりエネルギーを持っています。
調和の取れた自分になるには、サブパーソナリティの信条を理解してあげる必要があります。
その性格が受け入れがたい場合であっても、深いところでは基本的欲求があって、小さい時からけなげに自分なりにそれを満たそう頑張ってきたと思えば、自分にも他人にも優しくなれるのではないでしょうか。
サブパーソナリティの側でも、セルフがこの欲求と信条を理解してあげるとエネルギーがスッとおさまります。
感謝
ここまでサブパーソナリティを理解できるようになると、少しホッとする感じがしませんか?
さあ、これまで自分のためにと頑張ってきてくれたサブちゃんたちをねぎらってあげましょう。
あなたのイメージの中で、手をとったり抱きしめてくださいね。
サブパーソナリティは、本当にセルフにわかってもらえた、受け入れてもらったという感じがあれば、何か温かい感じになったり穏やかになったりしてエネルギーが変わるのを感じることでしょう。
最後に、セルフとしてあなたは
「これまで頑張ってきてくれてありがとう。感謝している。自分は他のサブパーソナリティも引き受ける必要がある。みんなでより調和した世界を作るためにこれからは私が指揮をするから、協力してほしい。」と
自分の意志をはっきりとサブパーソナリティに伝えます。
意志
自分がとらわれていたことに気づき、解放されてくるにつれ、本来の自分をもっと大きく希望に満ちたものとして感じられるのではないでしょうか。
そして、セルフを光も闇も含む全体の自分を指揮する中心として捉えると、いろいろあっても自分次第だという自由な感覚が生まれてきますね。
「自分で自分の方向性を選んでいく」こと。
「自分は本当は何者なのか?」
「どこに向かっているのか?」
「本当はどのような喜びの人生を送りたいのか?」
「何が大切なのか?」
という根本的な問いかけをしてみることは、自分らしさを発見していくきっかけになっていきます。
サブパーソナリティの意志ではなく、ハイヤーセルフにつながったセルフの意志を見つけることが、自分らしく生きることにつながってきます。
自分が無意識に持っている価値、人生の意味、生きがい、感動の普遍性、他者や世界、自然とのつながりを知ると同時に、独自性をも探ることになります。
サブパーソナリティのブロックから解放されてからは、自分の中に深く入って、五感やエネルギーを頼りに自分の中に答えを見つけていくことになります。
◆ 問いかけてみてください
・自分がワクワクしているのはどんなとき?充実感を感じるのはどんなとき?
・穏やかな気持ち、優しい気持ちになっているのはどんなとき?
・目標に向かって、苦しみながらも何とか調整してやり切った結果、大きな喜びを得られたことは?
・一人でやり遂げた他に、他の人と協力してやり遂げたとき、とてもいい感じだったことは?
◆ 少し目を閉じてイメージしてください
・子どもの頃、生き生き喜びに満ちているとき。その情景の中に入ってそのときの子どもの自分になって、身体中でその自分をもう一度味わってみましょう
・最近のことでも、利害に関係なく感動したときのことを思い出してみましょう
・大自然に触れたとき、音楽や芸術、人との出逢い、心が通じたとき
・なぜかわからないけど、涙がでたり胸がキューンとしたとき
◆ 頭ではなく五感で探る
自分の体の反応、胸やお腹が温かくなる、ジーンとする、涙が出る、胸がキューンとなるなど、体や五感で感じるものがあると思います。
漠然としていますが、エネルギーが上がった感じ。これが大切です。
外側に基準を設けているのではなく、自分の深いところの何かに触れているいるのです。
頭で考えるのではなく、五感やエネルギーの変化を頼りに、どんなときいい感じなるのか、深いところに響くのかを探っていくのです。
このような体験の中に、自分らしさ、喜び、幸せ、無意識に大切にしている人生の価値などのヒントがあります。
◆ 上から自分を見て何を言ってあげたらいい?
今実際に生活をしている自分を、上(ハイヤーセルフの位置)からみて「今の自分に何を言ってあげたいでしょうか?」という問いかけをします。
◆ 「それは何のためですか?」
今やっている仕事や行動、それは何のためですか?
(そのとき得られる喜びは何か?それによって何を得るか?そうすることでいいことは何か?)
答えが出たら
さらに、それは何のためですか?
(そのとき得られる喜びは何か?それによって何を得るか?そうすることでいいことは何か?)
さらに、それは何のため?第三の質問、第四の質問と続けます。
具体的に今やっている仕事の奥にある自分の意志を、目的、意図、喜びというところから探ってみてください。
深いところまで・・・そして気づいたことをノートに記してください。
何をやるかではなく、それにどんな意味を感じているのか?
自分の意志とつながって今を生きているのか?
ということが大切なのだと思います。
自分の意志を見つけると、自分、他者、人生に対する肯定的態度がもっとピンときて、世界が日々が生き生きとしていきます。
ハイヤーセルフにつながったセルフの意志に関しては、ぼんやりとしていても心に留めておくといいと思います。
すぐに今これ、というものがわからなくても何かがわかってくるかもしれません。
ぼんやりとでも自分の人生に意味を見出す、自分だけの目的、方向が感じられると、今このときを生きていることも充実してくるでしょう。
誰の中にもいろいろな自分がいる、どんな人生にもいろんな局面がある、受け入れがたい自分もある、受け入れがたいこともある、でもそれ自体が問題なのではない。
自分がセルフを強化して、自分の中にあるハイヤーセルフの領域、意志にも触れて誰もが自分自身の人生という音楽を作っていくことができるのです。
さらに、他人に対しても、同じ人生の旅人である。
ただ、一人ひとり独自なものを持っていて、それぞれ役割も違う。だからそれぞれが問題を自分で超えていく。
自分の道は自分で探すしかないけれど、互いを自分の分身のように、深いところでつながった人間として温かく見守りあえれば ー そんな思いがあります。
まとめ
それぞれは、たった一度の人生をそれぞれの宝、リソース、テーマ、意味を持って生きている「唯一無二の尊い存在」!
そして優劣ではなく、独自性、違いがあるだけ!
そんなふうに見られるようになると、自分の内側から世界が優しくなっていきます!
それは満たされているから、優しさが溢れていく感じです。
味わってみてください!
自分の内側が外側の平和を創っていくという、その醍醐味を。
外が平和で愛に満ちているから、満たされるわけではないのです。
全ては自分の内側から始まります。
自分の全てを受け入れ調和したとき、世界は調和と愛の世界になるのです。
自分に向き合うことは恥ずかしいことでも、怖いことでもない。
ただ知っていくこと、気づいてあげること。
一つ気づくたびに人生の彩が一つ増え、それが増えるたびにさらに豊かな人生へと発展します。
少しずつから、始めてみませんか?
自分を知ること。
そこには、まだ見たこともないような宝が眠っているかもしれませんよ🎶